「やっぱり聴く事は愛すること」

昨日は、十数年前に一度お会いした Dr. Joseph Ozawa 小沢・ジョセフ・ポール 博士が講師として話される「東日本大災害のPTSD(心的外傷後ストレス症候群)の癒しセミナー」にスタッフの一人として参加した。

氏は、ハーバード大学の2つの学位、南カリフォルニア大学博士号を取得。認定臨床心理学者として、26年間米国とシンガポールで勤務。米国では多岐におよぶ心理学的問題を取り扱う開業医として20年以上の経験を持ち、米国国立政府保険機関である問題行動医療サービス機関の理事として、また軍医のインターンのトレーニングを行う。シンガポールでは裁判所(Subordinate Courts)所属の主任心理コンサルタントとして働いている。国際ワールドビジョン(World Vision, Intl)のコンサルタントを10年以上、18ヶ国にわたって続けており、特にトラウマ、和解と危機を取り扱っているという凄い経歴をお持ちの方である。

そんな氏が手弁当でセミナー開催を行って下さった。その事だけでも頭が下がるが内容を聞いていてもっと驚いた。

すでに、被災地に入り被災者の声に耳を傾けて来られていたことだ。それだけに氏の話される内容に説得力が満ちていた。

そこで具体的なアドバイスとして、被災された方やPTSDで苦悩しておられる方への接し方のポイントが話された。

詳しい内容は記せないが、確認出来た事はコーチングでも学ばされた事だが、「聴く事は愛すること」ということだった。

つい「頑張って下さい」と励ましたくなる。

「◯◯◯すれば良いですよ。」と質問に応えたくなる。

しかし大切なことは「それから」 「もっと詳しくお話し下さい」 「これからどうされますか」と聴き続けることだそうだ。

そして「さよなら/お気を付けて」でお別れして良いそうだ。

それだけで「ありがとう。私の話しを聴いてくれたのはあなたがはじめてです。」と涙ながらに感謝される事が多いようです。もちろん、感謝されるために聴く訳ではないが。

セミナーを聴きながら、巷では「聴く事のプロ」としての評価をいただいているコーチングのプロであるが改めて聴く事(傾聴)の大切さとその事の持つパワーを確認させられた。そして、そのことをもっと自分自身の人々との関係の中とビジネスでも生かしたいと思わされた。

恐らく、小沢氏は普段の生活、人間関係の中でも「聴く」ことを大切にされているのだろう。

私たちは今日、誰の声に耳を傾けますか?

「聴く事は愛すること」身近な人の声に耳を傾ける事が出来ない人が、被災地やPTSDで苦悩している人の声に耳を傾ける事など出来る訳がない。

聴く事は愛する事なので、そんな簡単に出来る事でも無いのだろうと思う。

しかし、人が誰かを愛する事は一方でそんなに難しい事でもないはずだ。なんだか理屈ではなさそうだ。

聴く事は愛する事、「愛することは行動だ!」 誰かがそんな事を言っていたな。実行あるのみ!

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